縦読み縛りで文語体っぽく文章を作ってみた

今週のお題「星に願いを」

 

短文:「ほしにねがいを」

 

ほし柿を、家へ帰る途中に盗られてしまつた。

しんせきのおばさんにもらつた、おばあさんの大好きな干し柿

にたようなものを代わりに買つて帰れば、おばあさんにはわからないだらうか。

ねたきりのおばあさんは私の顔すらもう、わからないのだから。

がつかりするだらうか、干し柿がいつものと違うとわかつたら。

いつかの時のように、無くしたことを正直に話したら、

をんなの子は笑顔が一番、と泣いてゐる私をまた笑ひ飛ばしてくれるだらうか。

 

和歌:「星に願いを」

 

星空へ

にくしみ抱き

願ふのは

いもを盗んだ

をとこへの罰

 

感想 

 

「を」で始まる現代的な単語が見つからなかったため

やむを得ず文語体を装った文章にしました。

 

不本意ながら物悲しい感じの内容になってしまいましたが

考えるのがとても楽しかったです。

 

脳トレにも良さげ。

 

 

おわり。