『夏の思い出』
という作品を読みました。
※ネタバレ注意
「XOY」を知らない人へ
「XOY(ジョイ)」と読むらしいです。
今流行りの無料漫画アプリです。
ちなみに私は、スマホでこのサイトのアプリをダウンロードして
漫画を読んでいますが、ipadやPCでも読むことが可能です。
サイトのホームにログインボタンがありますが
私は会員登録をしていないのでログインせずに読んでいます。
このサイトの運営側がどういった形で利益を得ているかはわかりませんが
合法的に無料で漫画を読むことができるサイトです。
漫画のあらすじ&感想
以下、備忘録です。
※エピソード短編集でした(完結済)
■2017-①交換日記
あらすじ
小学生の頃、友達と交換日記を始めました。
そのメンバーのうちの一人に、注目を集めるため嘘をつく子がいましたが
私も他のメンバーも、嘘だと分かっていたため気にも留めていませんでした。
ある日、その嘘つきの子が「うちの部屋におばけがいる」と
言い出したのをきっかけに、みんなでその子の家へ泊まりに行くことになりました。
感想
集団で体験した恐怖はお互いで共有できる為、魅力的な経験だと思いました。
独りきりで体験した恐怖は、本人の恐怖度は高いものの
伝聞したりされたりした時点でどうしても恐怖度が薄れ真実味に欠けてしまう為…。
■2017-②背後からの視線
あらすじ
中学生の頃、私は「背後の視線」に敏感でした。
私に向けられる視線によって、私の体には異なる症状が表れたのです。
これは推測ですが、視線に込められた思いが強いほど、私に伝わりやすいみたい…。
感想
XOYの感想として初めて書いた「透明な同居」の作者さんが描かれた作品でした。
「透明な同居」とは違った雰囲気で描かれていたため気がつきませんでした。
この作品では黒い犬の「ココ」が活躍するのですが、ホラー作品における
動物の存在は心強く安心感があります。
■2017-③抜け
あらすじ
ある日の夜、幼い私がいつものように家族で一緒に寝ていると
何かの物音がして真夜中に目が覚めてしまいました。
物音は台所の方から聞こえたため、台所をこっそり覗いてみたところ
そこには先程まで一緒に寝ていたはずのお父さんが、コップで水を飲んでいたのです。
感想
絵本のようなほんわかした絵柄だった割にオチがゾクッとしました。
そんなギャップが魅力的な作品でした。
幽体離脱、人生で一度は経験してみたいのですが
自分の寝姿を見て絶望しそうな気がして怖くもあります。
■2017-④真夜中の客人
あらすじ
中学二年生の夏休み、私は田舎にある祖父の家へ泊まりにいきました。
そして、祖父の家で飼われている柴犬のさくらとお散歩に行きました。
さくらは臆病者で自分よりも小さな猫も怖がります。
けれどもあの日、そんなさくらの様子に異変があって…。
感想
お化けの描写が恐怖度に欠けたのは少々残念でしたが
主人公の少女の恐怖はものすごく伝わりました。
私が当事者だったら、あまりの恐ろしさに興奮してしまうと思います。
作品を通しての感想
今回も、サムネにのみ登場していた
こいつ↓の手がかりは皆無でした。
前回、XOYの感想として書いた「ある春の日」という作品もそうだったのですが
この「夏の思い出」は、募集した体験談を
色々な作者さんが漫画としておこす、という企画のようです。
今回、これらのホラー作品を手がけている作者さん達は
XOYで他の作品も連載されているようなので
気が向いたら読んでみたいと思います。
どうでもいいですが、感想よりあらすじの方が
書くのも読み返すのも楽しいです。
おわり。